にきびの悩みとしくみ
あとを残さないためには、つぶさない、いじらない!
問題なのは"にきび"より"にきび痕"!
にきびの炎症が治まれば、"治った"ことになります。でも、にきびが治っても、皮膚に赤みや凸凹の痕がのこってしまうこともあります!
にきび痕は、末期のにきびや、自分でにきびをつぶしたりした場合にのこりやすくなります。痕がのこると、赤みなどの色素沈着が消えるまでに、数ヶ月から数年かかります。また、凸凹は、自然に治ることはありません。美容の面では、にきびそのものよりやっかいな問題です。
"にきび"を無意識に刺激していることも
痕をのこさずきれいに治すには、にきびを自分でつぶしたりして悪化させないことです。メークやスキンケアの最中に気づかないうちにつぶしてしまうこともあるので気をつけてくださいね。
"にきび"を悪化させないための6か条
にきびをつい触ってしまういう人がいますが、つぶしたり、いじったりしないでください。細菌感染を起こして悪化したり、痕が残りやすくなりますよ。
髪の毛がにきびに触れていると、雑菌がつきやすく、チクチクした刺激が悪化の原因になります。にきび部分に髪がかからないようにヘアスタイルも工夫してくださいね。
オイリー肌の人が洗浄力の弱い洗顔料を使ったり、乾燥肌なのに皮脂をよく落とす洗顔料を使ったりすると、にきびができやすくなるので注意してくださいね。
ファンデーションなどの油性成分は毛穴をつまらせる原因になります。隠したい気持ちも分かりますが、はやく治すにはパウダーだけにするなど軽いメイクを心がけてくださいね。
にきびがあるとき顔のうぶ毛そりをすると、かみそりの刃でにきびをつぶしてしまい、痕がのこる原因になりかねません。にきびがある部分は避けてください。
便秘や睡眠不足があると、肌の新陳代謝が悪くなり、にきびが悪化しやすくなります。野菜などを食べて便秘を防いだり、睡眠をとるようにしてくださいね。
あなたのにきびは、今どの段階?
毛穴が閉じると菌が増殖して炎症を起こす
にきびを引き起こす(にきび桿菌(かんきん))は、誰の肌にもすんでいる常在菌のひとつです。普段はわるさをしません。でも、空気のない状態でふえる性質があるため、毛穴に皮脂がつまって密閉された状態になると、毛穴のなかで増殖し、炎症のもとになる成分をつくりだします。こうしてにきびができるのです。
末期まで進むとあとがのこりやすい
にきびは、毛穴が閉じて白く盛り上がる初期から、赤く腫れる中期、膿をもつ末期まで、段階を経て悪化します。また、毛穴の出口が少し開いていて、黒くみえるタイプもあります(俗にいう"黒にきび")。
初期のにきびや黒にきびなら、洗顔などで悪化を防ぐことができますが、中期以降は炎症が進んでいるので、薬などを使って治したほうが安全です。
末期まで進むと、毛穴の組織が破壊されたりして、にきび痕(あと)がのこりやすくなります。早めに対策をしておきましょう。
にきびが悪化するメカニズム
正常な毛穴
皮膚腺から分泌された皮脂はスムーズに毛穴から排出されている。
誰の肌にもにきび桿菌はすすんでいるが、密閉状態で増殖する。
にきび初期
皮脂や角質がたまると、毛穴がつまって白くプツッと盛り上がる。
これがいわゆる"白にきび"の状態。
にきび中期
毛穴がふさがれると、にきび桿菌が増殖して炎症が起こり、
赤く腫れて痛みが出てくる。これが"赤にきび"。
にきび末期
さらに炎症が進むと毛穴の中に膿がたまり、"黄にきび"に。
ここまで悪化すると、炎症がおさまっても赤みや凸凹などの痕がのこることも。
にきびのなかには毛穴が完全に閉じないものも。
毛穴にたまった皮脂が空気に触れて参加して黒ずみ"黒にきびに"。